
落ち着ける場所
沖縄・・・。
「おお、海は綺麗だのう。」
この日は、ガッシュとティオと清麿と恵は海水浴に来ていた。
何故沖縄かと言うのは、この小説を書いたのが6月だからである。
6月で海開きしていそうなところが沖縄しか思い当たらなかったためと言う作者の視野の狭さが原因なのだが・・・
ガッシュとティオは、それぞれ浜辺で潮干狩りを始めた・・・。
「悪いな恵さん・・・。」
「女の子に沖縄に連れてきてもらうなんて・・・。」
清麿は恵に気を遣っているようだ・・・
しかし、恵はそんな事は気にかけていない・・・
「未来の旦那様のためになら恵は何でもするんだって。」
ティオがいたずらに口を挟んだ。
「ティオ!!///」
顔を真っ赤にしながら恵はティオにどなった。
(ティオと恵さんはまるで・・・)
(本当の親子みたいだな・・・)
清麿はそう思い、ふと微笑んだ・・・
「ところで、清麿は泳がぬのか?」
「あぁ、いきなり入っても足をつるだけだしな。」
そう言うと、準備運動を始める。
その様子を監視する1つの影があった・・・。
「目標捕捉、距離25メートル・・・」
「清麿君強奪作戦実行まで、あと120秒・・・」
「ティンクル、準備は良い?」
その影は晃である・・・
清麿と海で泳ぐべく作戦を練っていたのだ。
しかし・・・肝心のティンクルは・・・
「ガッシュ様・・・」
「水着姿も素敵よ・・・v」
晃はティンクルに拳骨を入れた。
この時、かなりすごい効果音がしたらしいが、小説では表現できない・・・
「協力してくれるんじゃなかったの!!」
「別に・・・」
「どうせ晃の事だから、いつも恵ちゃんとラブラブな清麿を見ておしまいよ。」
「う・・・」
的をいた言葉に晃は固まる・・・
「それなら、正々堂々と行くわよ!!」
晃は清麿のいる方に走り出した・・・
「やれやれ、何を卑怯な手を考えていた事やら・・・」
完全にあきれるティンクルであった・・・(※6歳児)
「清麿く〜ん!!」
「橋本!?」
「晃ちゃん!?」
「へへ〜ん、追いかけて来ちゃった。」
「ならガッシュとティオを見ていてくれ、俺は一泳ぎしてくる。」
「あっ、ちょっと・・・」
清麿は海に飛び込んだ。
潮干狩りをするガッシュとティオを見て恵は微笑んだ。
(こういうのを『幸せ』って言うのよね・・・。)
(でも・・・)
(ガッシュ君やティオがいなくなったら・・・)
少し恵の心に不安がよぎる・・・
すると、清麿が水から出てきた。
「はぁ〜、1年ぶりに思い切り泳ぐと気持ちが良いな。」
そう言った次の瞬間・・・
バタン!!
「清麿君!!」
恵と晃は清麿に駆け寄った。
近くにいた人に診てもらうと、軽い熱中症だということがわかった・・・。
しばらくして、清麿が目を覚ました・・・
「あっ・・俺・・・。」
「軽い熱中症だって・・・。」
清麿は自分がどういう状況にあったのかを把握する・・・
しかし・・・
現在の自分がどういう状況にあるのかを把握すると清麿は顔が真っ赤になった・・・
それもそのはず、清麿は恵に膝枕されているのだ。
「///////」
混乱し、清麿は身動きが取れない。
(俺、恵さんに膝枕されてるんだよな!?)
(恥ずかしいけど、気持ち良い・・・)
こういうのも幸せと呼べるのだろうか?
だが、その幸せはそう長くは続かない・・・
「あれ!?もしかしてあの子は大海恵ちゃんじゃない!?」
「そうだよ。」
「間違いない!!」
恵のファンに見つかってしまった・・・
もちろん、ばれない様に変装用の眼鏡はしているが、それでもばれるときはばれるのだ。
「恵さん、走ろう!!」
「うん・・・」
恵と清麿は走って逃げ出した。
「あっ、逃げた!!」
「追いかけよう!!」
ファンが追いかけようとすると・・・
「高波が押し寄せてきているので、海岸にいる人は避難してください!!」
その係の人の一言で海岸を去ることを余儀なくされた・・・。
清麿と恵は・・・。
無事に見つからない所に避難していた。
「ごめんね、私のせいで・・・」
「良いんだよ・・・」
「恵さんと一緒なら、どんな苦労もかかってこいだ!!」
恵は黙ったままでいる・・・。
清麿は何も言わずに恵に口付けた。
「俺がついている・・・」
そう言いたそうな気持ちが直に伝わってきた・・・
落ち着ける場所
End
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あとがき
お題の膝枕をどうクリアするかが問題だったのですが、どうにかクリアできたと思います。
ちなみに、恵が見つかったのは晃のせいではありません。(念のため)