その名は・・・

 

過ぎていく時間・・・。

いつもと同じ日常・・・。

それは、当たり前のように循環していく・・・。

そして、高嶺家にもいつもと同じ日常が、今日もまた始まる・・・。

 

「清麿君、清良、朝ごはんよ!!」

清麿とその娘である清良に恵が呼びかける。

最近の清麿はいそがしいため、あまり恵と一緒には眠っていない・・・。

一緒に眠っていないとは言っても、眠りにつく時間帯が違うだけで眠っているベッドは同じだ。

清麿と清良はリビングへと向かう・・・。

その途中で、清良が清麿に聞いた。

「パパ、この前私がソファでうっかり眠った時にママとベッドで何してたの?」

「その後に、ママすごく疲れたような顔をしてたけど?」

清麿が清良に聞いた。

「それは、いつの事だ?」

清良が清麿に答えた。

「3ヶ月ほど前よ・・・。」

清麿は、頭の中で情報を整理して思い出した。

(あっ!?あの時か・・・。)

清良が清麿に問い詰める。

「パパ、あの時ママと何をしてたの?」

清麿は思った。

(何とか見られずに済んだみたいだが、知られたらまずそうだな・・・。)

そして、清麿は清良に答えた。

「それなりに、楽しい事かな?」

清良が清麿に聞いた。

「じゃあ、清良がやっても楽しいの?」

清麿が清良に答えた。

「清良が楽しいかどうか実感するには、少なくともあと11年はいるな。」

すると、清良がふてくされた。

「ふん、どうせ大人の事情はわからないわよ。」

リビングに清良と清麿が入ると、既に恵が待っていた。

恵が二人に言った。

「二人とも、遅いわよ。」

すると、清麿が恵に言った。

「恵さん、ちょっと・・・。」

清麿と恵はリビングの外に出る。

恵が清麿に聞いた。

「で、どうかしたの?」

清麿が恵に言った。

「3ヶ月ほど前の事が、清良に知られていたらしいです。」

恵は驚いた。

「ええ〜!?あの時の事が清良に!?」

清麿は恵に言った。

「恵さん、落ち着いて。」

「とりあえず、見られはしなかったのが不幸中の幸いです。」

恵は清麿に言った。

「そうでもないんじゃないの?」

「だって、もうあの時の事で清良に続く二人目の子供が私の中にいるんだもん・・・。」

それを聞いた清麿が恵に言った。

「う〜ん、これで清良が子供が生まれてくるまでのメカニズムに興味を持ったら面倒ですね・・・。」

恵が清麿に言った。

「そうね、清良は子供のわりに、知りたがりやで頭が良いから・・・。」

二人が色々と考えていると、清良の声が聞こえた。

「パパ、ママ、いつまで清良を待たせる気なの?」

清麿が恵に言った。

「とりあえず、細かい事はまた今度にしましょうか?」

恵も清麿に言った。

「そうね・・・。」

清麿は恵と一緒にリビングに戻る。

朝食を取っている途中で、清良が恵に聞いた。

「ねぇ、ママ。」

「最近、ママのお腹が少し大きくなったような気がするんだけど気のせいかな?」

恵が清良に言った。

「ああ、それはね、お腹の中に赤ちゃんがいるの。」

清良が恵に聞いた。

「赤ちゃんて何なの?」

恵が清良に答えた。

「赤ちゃんて言うのはね、清良が生まれた時のような事を言うのよ。」

すると、恵に清良から嫌な質問が出た。

「ねぇママ、赤ちゃんはどうやったら出来るの?」

恵は黙ってしまった・・・。

清麿がフォローするように清良に言った。

「それは、清良がもう少し大人になったら教えるよ。」

また清良はふてくされてしまった。

「そうやって、清良を子供扱いして・・・。」

しかし、子供を子供扱いする以外に何か方法はあるだろうか?

このような感じの日常が毎日続いている・・・。

 

それから数ヶ月後・・・。

この日は、恵の出産予定日だった・・・。

今は、清良と清麿は恵の安全を祈っていた。

しばらく待っていると、赤ん坊の声と思われる声が聞こえた。

清麿は、ほっと息を落ち着かせた・・・。

 

それから数時間が経ち、清麿と清良が恵の病室へと入る。

恵の横には、小さな赤ん坊がいた。

清麿は恵に言った。

「無事に生まれましたね。」

恵も清麿に言った。

「うん、清麿君と清良の心が側にいてくれたから・・・。」

清麿は恵に聞いた。

「それで、名前はどうしましょうか?」

恵は清麿に言った。

「問題はそこなのよ。」

「男の子なんだけど、名前がイマイチしっくり来なくて・・・。」

すると、清良が呟いた。

「清春なんてどうかな・・・?」

清麿が聞いた。

「清春・・・?」

清良が言った。

「うん、お父さんの名前の『清』と清良の好きな『春』を合わせて『清春』っていうの・・・。」

清麿は恵に聞いた。

「それでいいと思いますか?」

恵は清麿に答えた。

「うん、いいんじゃない?」

清良が言った。

「決まりだね、清春。」

清良の妹で清麿と恵の第2の子供。

その名は清春・・・。

きっと、これから幸せに暮らして行く事だろう・・・。

大切な、家族と共に・・・。

 

その名は・・・

End

あとがき

この小説は、COOLさんより、250000hitで清麿 恵のあいだに清良の弟『妹』ができる話と言うお題でのリクエストでした。

肝心な部分が少なくてすいません・・・。

250000hitありがとうございました。

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