
僕らの小さな想いを
この日、清麿とガッシュは恵とティオと一緒にキャンプに来ていた。
「はぁっ、はぁっ、待ってくれ・・・。」
清麿の声を聞いてガッシュが言った。
「清麿、遅いのだ!!」
ティオが清麿に言った。
「そうよ、早くしないと置いて行っちゃうわよ。」
清麿が2人に言った。
「あのな〜、お前達はともかく俺はテントやら寝袋やら運ぶので大変なんだぞ!!」
4人分の荷物のうちの大半は清麿が運んでいる。
ガッシュが清麿に言った。
「清麿がじゃんけんに弱いからいけないのだ。」
そう、荷物をどのくらい持つかの配分はじゃんけんで決めてある。
割合は、5:2:2:1とものすごくひいきな割合になっている。
もっとも、これを決めたのは清麿なのだが・・・。
「清麿君、大丈夫?」
そんな風に問いかける恵は清麿の隣をゆっくり歩いている。
もちろん、荷物が重たいわけではない。
むしろ、恵の持っている荷物は一番軽かった。
恵が清麿に聞いた。
「手伝おうか?」
清麿が恵に答えた。
「大丈夫です。」
「重たい荷物ばかりですから、恵さんには苦労をかけたくないです。」
それから1時間くらい歩き、キャンプ場に到着した。
時間はもう正午になっていた・・・。
ガッシュが清麿に言った。
「清麿、お腹が空いたのだ。」
「早くお弁当にしようぞ。」
しかし、清麿は疲れのためその場でへばっている。
恵がガッシュに言った。
「ガッシュ君、清麿君は疲れてるみたいだから、少し休ませてあげて。」
そういった後、恵は弁当の包みを取り出す。
そして、ガッシュとティオと恵の3人で弁当を食べ始めた。
清麿はそのことに気がついていない。
恵は清麿を自分の膝に膝枕をさせた。
そして、弁当のウィンナーを口の中に頬張り、清麿に口移しをする。
これにたまらず清麿は、疲れを忘れて恵と少し距離を置く。
恵は清麿に聞いた。
「どうして離れるの?」
清麿は恵に答えた。
「だって、恥ずかしいじゃないですか・・・///」
ガッシュはティオに聞いた。
「のうティオ、清麿は何が恥ずかしいのだ?」
ティオがガッシュに言った。
「あんたは子供だから、わからないわよ。」
ガッシュは弁当のおかずを口に頬張りティオに口付けた。
ティオは顔を赤くしてガッシュから離れた。
ガッシュは首をかしげた。
「ウヌ、やっぱりわからないのだ。」
ティオがガッシュに言った。
「わからないからって、実行する事ないでしょ・・・///」
清麿とティオは完全にやられたような感じだ。
とりあえず、昼食をとり終えた4人はテントを張り始める。
テントは2つ持ってきてある。
1つは清麿の家にあったが、もう1つはサンビームの家から借りてきた。
若い頃に色々とあって持っていたらしい・・・。
まあ、そんな事は読者の想像に任せよう・・・。
作者はこんな所までは考えていない・・・。
テントを張り終えると、清麿が言った。
「さて、俺はガッシュとこっちのテント、恵さんとティオはそっちのテントでいいな。」
すると、恵が清麿に言った。
「嫌よ、清麿君と一緒が良い。」
清麿が恵に言った。
「しかし、それだとガッシュとティオだけで危ないんじゃ・・・。」
すると、ガッシュが清麿に言った。
「大丈夫なのだ。」
「私が責任を持ってティオを守るのだ!!」
ティオが清麿に言った。
「だから、清麿は遠慮なく恵とラブラブしてね。」
「あっ、でも、恵を襲っちゃダメよ。」
清麿は小声でつぶやいた。
「襲われるのはこっちなんだよ・・・。」
ガッシュが清麿に聞いた。
「清麿、何か言ったのだ?」
清麿は首を横に振って言った。
「いや、何も・・・。」
それから、恵がラケットとシャトルを取り出して、4人はバトミントンを始める。
ガッシュと清麿は初めてでも結構うまくできた。
恵とティオは、それなりにやってきた様子なので、結構うまかった。
恵は清麿に向けてシャトルを飛ばす。
清麿は、それを高く打ち上げた。
恵はそれを打ち返そうと前進する。
すると、目測を誤り清麿とぶつかった。
そのまま恵が清麿を押し倒したような形になってしまった。
「あっ、ごめん・・・///」
恵がそう言うと清麿が言った。
「いいですよ、慣れた光景ですから・・・///」
ガッシュはティオに聞いた。
「ティオ、清麿と恵殿は何を照れておるのだ?」
ティオがガッシュに答えた。
「あんたはまだ子供だから、わからないわよ。」
ガッシュがティオに聞いた。
「なら、ティオで試してはダメかのう?」
ティオは顔を赤くした。
「何考えてるのよ・・・///」
「そんな事したって、わかるわけ無いじゃない・・・///」
とりあえず、4人はバトミントンをやめ、バレーをする事にした。
すると、今度も恵は清麿にぶつかってしまった。
清麿は恵に聞いた。
「恵さん、もしかしてわざとぶつかっていませんか?」
恵はそれを否定する。
「そんな下心はないわよ。」
「確かに、清麿君のことは好きだけど、そこまでしようとは思わないわ。」
気がつくと、もう既に暗くなり始め、4人は夕食の支度をする。
夕食は素朴にカレーだ。
調理の大半は恵に任せ、他の3人は切る担当だ。
まあ、恵の腕がよかったおかげでうまくできた。
夕食を食べながら清麿が恵にお礼を言った。
「ありがとう、恵さん。」
恵は清麿に言った。
「お礼なんていらないよ。」
「後から体で3倍返しにしてくれれば良いから♪」
ガッシュはティオに聞いた。
「のう、ティオ。」
「体で3倍返しとはどういう事なのだ?」
ティオはガッシュに答えた。
「だから、あんたにはわからないわよ。」
ガッシュは迷った。
「ウヌ、まったくわからないから試す事もできんのだ。」
ティオは赤くなってガッシュに言った。
「こらガッシュ!!何考えてんのよ・・・///」
夕食を食べて清麿と恵が片付けをした後で、4人は花火をやった。
そして、4人はひとつのテントにまとまってトランプをやった。
ある程度は清麿の頭脳プレーで圧勝。
ガッシュは何故かビリが多い。
「清麿、お休み(なのだ)。」
そう言って、ガッシュとティオは清麿と恵が眠る事になったテントから出た。
清麿はあることに気がついた。
「あれ、俺の寝袋がない?」
恵もそのことに気がついた。
テントの中を探すが、見つからない。
清麿は忘れたのだと思った。
すると、恵が清麿に聞いた。
「清麿君、一緒の寝袋で寝ない?」
清麿が恵に聞いた。
「しかし、1人の寝袋で2人眠るのは狭くないですか?」
恵が清麿に言った。
「大丈夫、私の持ってきた寝袋は大きくて、2人までなら一緒に眠れるから。」
とりあえず、清麿は恵と同じ寝袋の中に入る。
寝袋という、限られた空間の中なので、いつも以上に恵が近かった。
恵が清麿に言った。
「清麿君。」
「寝袋の中っていう、シチュエーションも良いかもねv」
恵は清麿に口付けてから、テントの中を照らしているランタンの明かりを消した。
その頃・・・。
「のう、ティオ。」
「清麿の寝袋を持ち出してどうしたかったのだ?」
ガッシュの問いかけにティオが答えた。
「ふふふ、恵と清麿がもっとラブラブになれるようにね。」
ガッシュは自分の寝袋から出て、ティオの寝袋に進入した。
「なっ、何するのよ、ガッシュ・・・///」
ガッシュがティオに言った。
「私なりに、理解しようとしているつもりなのだ。」
そして、ランタンの明かりを消した。
ガッシュは即座に寝静まってしまった。
ティオの顔は赤い。
「人の気も知らないで・・・///」
ティオはそういった後で、ガッシュに口付けてから眠った。
翌日、寝袋を持ち出した事が清麿にばれて、ガッシュとティオは清麿に激しく怒られた。
僕らの小さな想いを
End
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あとがき
この小説は、キリ番123456hit記念に春雨さんより清恵でキャンプでの一日というお題でのリクエストです。
うわ〜、サブタイトルと内容にギャップがありすぎ、しかも清恵じゃなくて恵清だ・・・。
サブタイトルは、パワプロ11のエンディングテーマ「胸いっぱいの夢」の歌詞より抜粋しました。
私の中では、ガッシュは恋の事がよくわからない子供という設定です。
ガッティオは好きなんですけどねぇ・・・。
これからもよろしくお願いします。