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覚めない夢

 

とある日の朝だった・・・。

華は清麿を起こそうとする。

「清麿、起きなさい!!」

華の呼びかけに対して清麿が言った。

「うるさいな〜、もう少し寝かせてくれよ!!」

すると、華が清麿に言った。

「まったく、今日は恵ちゃんとの結婚式でしょ!!」

それを聞いた清麿は、あわてて飛び起きる。

「やばい、10時からだったんだ!!」

そう言って清麿は時計を見る。

午前5時だった・・・。

清麿は華に言った。

「お袋、5時間も前に起こすなよ!!」

「初めてのデートのときだって、ガッシュに5時間前に起こされたんだぞ・・・。」

すると、華が清麿に言った。

「恵ちゃんはもう朝ごはんの用意しているのよ!!」

清麿はベッドの隣を覗いてみる。

枕はあるが空だった。

清麿は1階へと降りていく。

台所へ行くと、朝食の用意をしている恵の姿があった。

清麿はそんな恵を見ながら思い出す・・・。

一月前の事を・・・。

 

一月前の事だった・・・。

清麿はモチノキ町から離れた港に恵を呼び出す。

恵が清麿に問いかける。

「清麿君、話って何?」

清麿が恵に答えた。

「4年前に、ここでティオと恵さんが初めて会った事をティオから聞いたので、ここで話がしたかったんです・・・。」

そして、清麿が話を始める。

「恵さん、俺はあと一月位で高校を卒業します。」

「そして、この春に大学への進学も決まりました。」

「だけど、その前に恵さんにこの気持ちを伝えようと思いました。」

「俺は、恵さんを愛しています!!」

「俺と一緒に人生を歩んでください!!」

清麿の、一世一代のプロポーズだった。

恵が清麿に問いかける。

「一生・・・、大事にしてくれる・・・?」

清麿は黙ってうなずく。

すると、恵の目から涙が零れ落ちる・・・。

清麿は恵に聞いた。

「俺じゃあ・・・ダメなんですか?」

恵が涙を流しながら答えた。

「そんなことないよ・・・。」

「私・・・、すごく嬉しいの・・・。」

そして、恵からの返事が返ってきた。

「ずっと、大事にしてね・・・。」

清麿が恵に言った。

「はい・・・、必ず・・・。」

そして、2人はその場で唇を重ねる・・・。

それから数日後に2人は入籍したが、このことがスキャンダルになり、恵は取材で忙しくなった。

 

こうして今日の日まで式を挙げる事ができなかった・・・。

まあ、入籍はしたので法律上で2人は既に夫婦だ。

今では清麿の家で同棲している。

朝食の支度を終えた恵が清麿のほうを見て言った。

「おはよう、清麿君。」

清麿も返事を返す。

「おはよう、恵さん。」

2人は歩み寄り唇を重ねる。

恵も清麿も式を挙げるまでは呼び方はこのままで行くつもりらしい・・・。

清麿が恵の事を考えて式は2人きりで行う予定だ・・・。

2人は朝食を口に運びながらお互いを見つめ合う。

そんな2人を華は静かに見つめる。

 

ここは、モチノキ町から少し離れた小さな教会・・・。

この教会なら、あまり人目につく心配はない。

だから清麿がここを選んだ。

清麿が白いタキシード姿で恵を待つ・・・。

すると、教会の扉が開き、恵が姿を現す。

白いウェディングドレスに包まれて・・・。

その綺麗な姿に清麿はうっとりしてしまう・・・。

今すぐこの場で抱きしめたいような心境だった・・・。

そんな気持ちを抑えつつも、式が始まる。

ある程度が進み、誓いの言葉へとなった・・・。

神父が清麿に問いかける。

「高嶺清麿。」

「汝は大海恵を妻とし」

「どのようなつらい事がおきても」

「常に妻の事を想い」

「共に助け合う事を誓いますか?」

清麿が答える。

「誓います・・・。」

神父が恵にも問いかける。

「大海恵。」

「汝は高嶺清麿を夫とし」

「どのようなつらい事がおきても」

「常に夫の事を想い」

「共に助け合う事を誓いますか?」

恵も答える。

「誓います。」

神父が2人に言った。

「では、双方指輪を交換してください。」

その言葉の後に、清麿と恵は指輪を交換する。

清麿は恵の手を取り、恵の薬指に指輪をはめる。

それに続くように、恵も清麿の薬指に指輪をはめる。

そして、清麿と恵はお互いを見つめ合う・・・。

神父が2人に言葉をかける。

「では、誓いのキスを。」

神父の言葉を聞くと、清麿は恵のドレスのベールを上げて後ろのほうへと下げる。

そして、清麿と恵は瞳を閉じて静かに口付ける・・・。

こうして、式は無事に幕をおろす・・・。

清麿と恵は腕を組み、ゆっくりと入り口のほうへと向かう。

かなり扉に近づいた時だった・・・。

すると、いきなり教会の扉が開いた。

そこには誰か2人が立っていた。

清麿達はその姿に見覚えがある。

すっかり大きくなり、風貌もかなり変わってしまったが、間違いなくガッシュとティオだった・・・。

「ガッシュ・・・。」

「ティオ・・・。」

清麿と恵はそれぞれの昔のパートナーの名を呼ぶ。

「清麿・・・。」

「恵・・・。」

ガッシュとティオもそれぞれのパートナーの名を呼んだ。

そして、ガッシュとティオがそれぞれ清麿と恵に言った。

「清麿、結婚おめでとうなのだ・・・。」

「恵、おめでとう、そのドレスよく似合ってるわよ・・・。」

清麿はガッシュとティオに聞いた。

「何で、お前達がこのことを知っているんだ?」

ガッシュが答えた。

「ナゾナゾ博士が教えてくれたのだ。」

ティオも言った。

「ええ、それで魔界から無理をしてやってきたわけ。」

すると、恵の目に涙が浮かんだ。

ティオが恵に言った。

「恵、泣いてたら清麿に申し訳ないでしょ。」

恵がティオに言った。

「ええ・・・、でも・・・、ティオたちが来てくれてとても嬉しかったの・・・。」

清麿と恵は教会の外へ出る。

もちろん、ガッシュたちも一緒に・・・。

恵はブーケを真上に投げる。

ティオがそれを捕ろうとする。

しかし、目測を誤ってしまい、落としそうになってしまう。

すると、そのブーケをガッシュが受け止めた。

ガッシュは受け止めたブーケをティオに渡して言った。

「ティオ、落としたらいけないのだ・・・。」

ティオがブーケを受け取って言った。

「ありがとう、ガッシュ・・・。」

ティオの顔が赤くなる。

そんな2人を清麿と恵は静かに見守る。

それから、清麿と恵は着替えを済ませ帰ることになった・・・。

ガッシュが清麿に言った。

「清麿、今日は久しぶりに母上殿のところへ行くのだ。」

清麿がガッシュに言った。

「きっと、お袋も喜ぶぜ。」

そして、4人は清麿の家へと向かった。

幸せな時間のために・・・。

 

覚めない夢

End

あとがき

キリ番90000hitの小説で、キヨメグで結婚式(超激甘甘)と言うお題でCOOLさんからのリクエストでした。

キヨメグだけ書いていたら結構短くなってしまったのでガッティオも強引に出してみました。

4人には幸せになって欲しいですよ本当に・・・。

誓いの言葉は、何を書けば良いかわからないのでほとんどいい加減でした。

それではまた・・・。

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