清麿総攻撃
放課後、俺はいつも通り学校から帰ろうとすると山中に呼び止められた。
「お〜い、高嶺!!」
俺は山中に問いかける。
「どうしたんだ、山中?」
山中が俺に言った。
「今日他校との練習試合があるんだ、見に来い!!」
とりあえず、暇つぶし程度に見に行く事にした。
相手チームは隣町の中学らしい。
先攻、後攻はウチが後攻らしい・・・。
まあ、フランチャイズだから納得がいく。
※フランチャイズとはプロ野球やサッカーなどで、球団が本拠地とする球場で試合を行う場合にもっている興行権。
また、その球場。本拠地占有権の事である。
先発投手が山中だった。
山中は3回表まで問題なく抑えた。
3回の裏、2アウト・・・。
バッターは9番山中。
俺は山中の打席を見守る。
すると、山中が変な事を言い出した。
「これから俺は、高嶺の見ている方にホームランを打つ!!」
「そして、そのホームランボールを高嶺に捕ってもらう!!」
相手校の投手が第一球を投げた。
ジャストミート、見事にホームランとなった。
ただ、フェンスを越えた際にボールが川に落ちてしまったが・・・。
山中がダイヤモンドを一周し、俺に言った。
「どうだ高嶺、予告どおりお前の見ているほうにホームランを打ったぞ!!」
俺は思ったままの事をストレートに言った。
「山中、俺の見ている方にホームランは打てないぞ・・・。」
「俺が見ているのはバックネットの裏で、バッターボックスの正反対の位置だぞ・・・。」
それを聞いた山中は、そんな事に気づかなかったことにショックを受ける・・・。
おかげで、その後山中が打ち込まれてコールド負けとなった・・・。
試合の後・・・。
「なあ高嶺、お前の家に行っても良いか?」
山中の質問に俺は答えた。
「まあ、別に構わないけど・・・。」
そしてそのまま山中はついて来る。
家に帰ると、玄関にはたくさんの靴が並んでいた。
全て見覚えのあるものだった。
俺は帰ってくるなりいきなり部屋へと向かう・・・。
扉を開けると、靴のそれぞれの持ち主がいた。
恵さん、ティオ、サンビームさん、ウマゴン、フォルゴレ、キャンチョメ、アポロといった感じだ。
もっとも、ウマゴンとキャンチョメには靴はないか・・・。
そこに、俺とガッシュと山中が加わっているので結構狭い。
俺が入った途端に、一部を除き全員の目が光る。
そう見えるのは俺の気のせいなのか?
とりあえず、このままでは部屋が狭いと感じた俺は、部屋から出ようとした。
しかし、目を光らせた山中が扉の前にいるので出られない・・・。
何を言っても聞こえそうにないし・・・。
俺はこの部屋の中に閉じ込められた。
ガッシュが飛びついてきた。
「お帰りなのだ。」
俺はガッシュに聞いた。
「どうしたんだ、ガッシュ?」
ガッシュが俺に言った。
「みんな清麿が来るのを待っていたのだ。」
俺は気になった。
今日は俺の誕生日ってわけでもないし、一体何が目的なのだろうか?
俺はガッシュに聞いた。
「何でみんな俺を待っているんだ?」
ガッシュが俺に答えた。
「みんな清麿に会いに来たと言っておるぞ。」
周りを見てみると、今にも何かをしたさそうだった・・・。
すると、山中が俺の腕を掴んだ。
「なあ高嶺、いくらなんでも多すぎるよな?」
「だから場所を変えてゆっくり喋ろう・・・。」
それを聞いた俺は即座に山中と立ち去ろうとする。
すると、サンビームさんが山中、フォルゴレが俺を掴む。
サンビームさんが山中に言った。
「勝手に清麿を連れて行こうとするな!!」
フォルゴレも山中に言った。
「そうだ、私の清麿に手を出すな!!」
サンビームさんが扉を開け、山中をつまみ出す。
その後で扉を閉めた。
今度は俺がフォルゴレに抱えられ、ベッドの上に降ろされた。
フォルゴレが俺に言った。
「さあ、清麿。」
「これから私と一緒に楽しい時間を・・・。」
フォルゴレが俺を押し倒す。
すると、アポロとサンビームさんが同時にフォルゴレの腕を掴む。
そして同時に言った。
「勝手に決めつけるな!!」
そして2人はフォルゴレを投げ飛ばす。
山中が扉を開けて中に入ろうとする。
すると、投げ飛ばされたフォルゴレが山中に激突した。
そのまま再び扉の外へ・・・。
サンビームさんが再び扉を閉める。
ガッシュが俺に言った。
「清麿、なんだか今日はみんな怖いのだ・・・。」
俺もそう思う・・・。
多分、ウマゴンとキャンチョメとティオはこんな事はしてこないだろう・・・。
恵さんは・・・、予想がつかない・・・。
俺が起き上がろうとするとアポロが右腕、サンビームさんが左腕を押さえつける。
そのまま俺の取り合いに発展する。
互いに押し合い俺からどけようとしている。
サンビームさんの方がベッドの端に近いほうにいるため、少しバランスを崩した。
その瞬間をアポロは見逃さず、サンビームさんをベッドから落とした。
アポロが俺に言った。
「さて、清麿。」
「邪魔者はいなくなった・・・。」
アポロが俺のワイシャツからネクタイをどけ、ボタンを外していく。
「そうは、問屋がおろさんぞ!!」
その声と共にサンビームさんが立ち上がり、アポロを抱えて投げ飛ばす。
アポロは床に叩きつけられた。
俺は助かったと思い、起き上がろうとした。
しかし、今度はサンビームさんが俺を押し倒す。
「@!#$&%=!!」
完全に混乱してしまい、俺は訳の判らないことを言ってしまった・・・。
すると、恵さんがサンビームさんを投げ飛ばした。
ちょうどその時に、アポロが立ち上がろうとしたため、サンビームさんが頭を上げたアポロに直撃した。
恵さんは、そのままアポロとサンビームさんを扉を開けて外に放り出した。
その後で、恵さんはガッシュ達に言った。
「ガッシュ君、ティオ、ウマゴン君、キャンチョメ君。」
「悪いけど、部屋の外に出ていてくれない・・・。」
とりあえず、3人と1匹は部屋の外に出る。
出て行く寸前に、ティオが何かを言おうとした。
すると、突然ティオの顔が青ざめた。
結局、何も言えずに部屋から出る。
次の瞬間、恵さんは部屋の鍵を閉めた。
とりあえず、俺は恵さんにお礼を言った。
「ありがとう、恵さん・・・。」
恵さんが俺に言った。
「気にしないで・・・。」
「私は清麿君を独占したいだけだから・・・。」
俺は少し気になった。
「えっ!?」
次の瞬間だった。
俺のその一声の後、恵さんが俺をベッドに押し倒す。
「ちょっ!ちょっと、恵さん!!」
恵さんが俺に言った。
「邪魔者はいなくなったし、今夜一晩このまま一緒にいようねv」
恵さんの目を見てみると、とても光っている。
まるで、獲物に目をつけた獅子のようだった・・・。
しかし、今はそれどころではない・・・。
恵さんは、他の3人みたいに俺のワイシャツのボタンを外そうとはしない。
おもむろに恵さんは俺に抱きつく。
「ちょっと、恵さ・・・。」
言葉が出る前に、恵さんが俺の唇をふさいでしまった。
恵さんが強い力で俺を抱きしめる。
俺はその場で暴れるが逃げられない。
唇がふさがっているから声も出せない。
恵さんが唇を離し、俺の耳元でつぶやいた。
「もっと派手に暴れても良いけど、その時は脱がしちゃうから・・・。」
これはあきらかに脅しだった・・・。
俺はそのまま止まる・・・。
結局、ろくな一夜を過ごせなかった俺だった・・・。
いや、襲われるのが男がじゃなかっただけ良いか・・・。
恵さんなら・・・。
清麿総攻撃
End
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あとがき
イマイチうまく行っていないです。
黒メグって見るのは簡単だけど書くのは難しいです・・・。
長めと言うよりは、微妙に長いといったほうが正確かも・・・。
とりあえず、総受になったので良かったかと・・・。(個人的にガッ清は難しいので無しにしました。)
内容かなり苦労しました。
早ければ1日で書けるのに結構時間かかっちゃいました。