お姫様のワガママ

 

今日は私の17歳の誕生日。

でも、ティオはその事を覚えてくれていないみたいだし、清麿君はそれを知りません。

私はアイドルになってから、ずっと一人で誕生日を過ごしてきました。

ティオはガッシュ君の家に遊びに行ったまま帰ってきていません。

今は台風が接近していて、そのせいかもしれませんが。

雨が降っているし、風も強いから電車が止まる危険があるみたいだけど大丈夫かなぁ?

今は1人で静かにコーヒーを飲んでいます。

すると、いきなりインターホンが鳴りました。

私はティオが帰ってきたと思いドアを開けました。

そこに立っていたのはティオではなく、ずぶ濡れになった清麿君でした。

とりあえず、私は清麿君を家に上げて事情を聞きました。

「ねぇ、どうして台風なのに無理して来たの?」

すると清麿君は言いました。

「今日は恵さんの誕生日だってティオから聞いて、それで来る途中に傘が風のせいで壊れてしまったんです。」

清麿君はバッグの中から何かの包みを取り出して言いました。

「これ、ガッシュとティオからのプレゼントです。」

「バースディカードと紙粘土で作った王冠らしいです。」

私は包みを開けてみると、清麿君の言った通りの物が出てきました。

清麿君は私に言いました。

「今日まで、この事は教えたくなかったそうですよ。」

私は、このとき初めてティオが誕生日を忘れていなかったことに気がつきました。

私は清麿君に聞きました。

「ねぇ、清麿君は何かくれないの?」

すると、清麿君は私に言いました。

「何をプレゼントすれば良いか迷ったので、今日一日の間、俺の可能な範囲で恵さんのワガママに答える。」

「それが、俺からのプレゼントです。」

少し気は抜けたけど、清麿君が私のワガママを聞いてくれるのは嬉しかったです。

「じゃあ、誕生パーティしたいから手伝って。」

清麿君が手伝ってくれるおかげで、準備は思ったよりもはかどって、無事に2人きりでの誕生パーティが開けそうです。

清麿君はバッグの中から箱を取り出して言いました。

「これ、お袋が焼いてくれたケーキです。」

「風はすごかったですが、ケーキは守り抜いたので大丈夫です。」

すると、清麿君はさらにろうそくを出して言いました。

「やっぱり、ろうそくがないと盛り上がりませんね。」

午後六時頃、部屋の明かりを消して清麿君は17本のろうそくに火をつけました。

そして、清麿君がお祝いの言葉をくれました。

「ハッピーバースディ、恵さん。」

私は17本のろうそくを順番に吹き消していきます。

17本のろうそくの火が全て消えると、清麿君は明かりをつけました。

清麿君がろうそくを外し、ケーキを丁寧に切って私のお皿に乗せてくれました。

私は清麿君におねだりをしました。

「清麿君、食べさせて。」

清麿君は素直に言いました。

「わかりました。」

清麿君はケーキを食べやすくした後、ケーキをフォークで刺してゆっくりと私の口元に運んで言いました。

「では、口を開けてください。」

私はお姫様のような気分で口を大きく開けました。

「あ〜ん。」

口の中で広がるようなケーキの甘い感じ、それにそばにいてくれる清麿君。

それだけで私は幸せでした。

清麿君が私に聞きました。

「味はどうですか?」

私は、清麿君の肩に両手を置いて言いました。

「すごくおいしいよ。」

「これは、私からのおすそ分け。」

私は清麿君の唇に私の唇を重ねました。

清麿君は、抵抗する意思はまるでなく、素直に受け止めてくれました。

唇が離れたときに、清麿君が言いました。

「確かに、とてもおいしいですね。」

2人で一緒にケーキを食べて、料理を食べて、とても楽しいです。

まるで、外の台風もどこかへ飛んでいってしまいそうな感じです。

食事を済ませると、清麿君と一緒に後片付けをしました。

清麿君が、いつもよりとても近く感じます。

後片付けが終わると、私はテレビをつけて現在の天気を見ることにしました。

すると、たくさん電車が止まっていることがわかりました。

ティオが乗ってくるはずの電車も止まってしまっています。

私は清麿君に言いました。

「これじゃあ、ティオは帰ってこれそうにないね。」

すると、清麿君は私に言いました。

「ついでに言えば、俺も帰れません。」

それを聞いた私は清麿君に言いました。

「じゃあ、泊まっていって。」

「これも私からのお願いだよ。」

清麿君は黙ってうなずくと、電話のほうへ向かって部屋を出ました。

しばらくすると、清麿君が戻ってきて言いました。

「ティオは、そのまま俺の家に泊まるらしいです。」

「俺も明日は学校が台風で休みになったらしく、ここに泊まっても問題はありません。」

私は清麿君に言いました。

「決まりだね。」

台風は結構嫌だけど、清麿君と2人きりで一夜を過ごせるなら、台風も大歓迎でした。

先に私がお風呂に入った後、清麿君もお風呂に入ります。

私は清麿君にパジャマを渡して言いました。

「これ、女の子のパジャマだけど、よかったら使って。」

すると、清麿君は言いました。

「恵さんが望むなら、俺は何も言わずに着ますよ。」

女の子のパジャマだけど、清麿君は文句1つ言わずに着てくれました。

少しだけ、丈が足りないみたいだけど。

そんな清麿君から、私と同じ香りがします。

それはそうだよね、清麿君と同じシャンプーと石けんを使ったから・・・。

でも、それって私と清麿君の体が間接的に触れ合ったって事だよね?

思わず赤くなる私に清麿君が聞きました。

「恵さん、どうかしたんですか?」

私は黙ったまま首を横に振って言いました。

「大丈夫、何でもないよ。」

「それより、もう夜遅いから寝ようよ。」

清麿君は言いました。

「そうですね。」

「俺はそこのソファで寝ますから、別に眠るところは気にしないでください。」

私は清麿君の腕を掴んでから、首を横に振って言いました。

「一緒に寝よう・・・。」

清麿君は顔を赤くして言いました。

「大丈夫です////、俺はソファでも問題ないですから・・・////。」

それを聞いた私は清麿君に聞きました。

「今日一日、私のワガママは聞いてくれるって言ったよね?」

「これは、私のワガママだから、聞いてくれるよね?」

顔を赤らめた清麿君は、黙ってうなずいてくれました。

清麿君は、私を先にベッドに入れると、その後にベッドに入りました。

それでも清麿君は、少し私との間に距離を置いています。

それに、私の方を見てはくれません。

私は清麿君に言いました。

「清麿君、もっとこっちに来て。」

「それに、ちゃんと私の方を見て。」

清麿君は、何も言わずに私の方に寄って来て、私の方を見てくれました。

そんな清麿君の顔が、夜なのに赤く見えます。

私は、追い討ちをかけるように清麿君におねだりをします。

「ねぇ、清麿君。」

「私を抱いて寝て欲しいなv」

黙っていた清麿君の口がようやく開きました。

「めっ・・・恵さん////、いくらなんでもやりすぎじゃあないんですか?」

私は清麿君に言いました。

「私は清麿君が大好きだから別に構わないけど・・・。」

「それとも、清麿君は私の事嫌い?」

清麿君は言いました。

「いえ・・・、大好きです。」

そんな清麿君に私は言いました。

「じゃあ、抱いて欲しいなv」

清麿君は、何も言わずに私を軽く抱いてくれました。

清麿君から暖かい感じが伝わってきます。

今の私は、清麿君から離れたくなかったので、思わず強く清麿君を抱きしめました。

私は、清麿君に軽く口付けて言いました。

「来年の誕生日も、これがプレゼントなら良いな。」

清麿君から、お返しのようなキスをもらいました。

私は清麿君を抱きしめて、そんなキスに素直に答えました。

5分くらい経つと、清麿君は唇を離して私に言いました。

「まだ一年も先ですから、その時になってから考えてください。」

こうして、私の17歳の誕生日は終了しました。

17年生きた中で、とても素敵な誕生日でした。

来年も期待してるからね、清麿君・・・。

 

お姫様のワガママ

End

あとがき

無事に完成しました。

これを書くために他の作業よりも先に手をつけました。

ラブラブというのがテーマだったけど、なんだか恵の一方的な攻めのような感じになってしましました。

それではまずいと思って、最後の方では清麿からキスをさせました。

とりあえず、それなりに出来たのでよかったと思います。

以上、キリ番44444hitでアッシュさんのリクエストの恵の誕生日で清麿とラブラブと言うお題の小説でした。

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